たまの休日

カメラ初心者が一眼レフとF1.8のレンズで主にバスケットボール写真を撮っています

素人でもバスケ・ミニバスを一眼レフカメラで撮影したい 測距エリア

カメラ初心者で素人ですが、バスケットボール・ミニバスケットボールの写真を撮影しています。

 

前回設定全般について書きましたが、それぞれについて少し細かく書いていこうと思います。(もし間違い等あればご指摘いただきたく)

 

今回は、測距エリアについて書きます。

 

使用しているカメラはCanon(キヤノン) EOS 80Dです。

ですので、名称等はこのCanon(キヤノン) EOS 80D前提で書いています。

  

 

 

測距エリアって何?

ピントが合うエリアのことを「測距エリア」といいます。

EOS 80Dの場合、ファインダー内に45個のピントが合う点(AFフレーム、測距点とも言う)がありますが、その45個のどの場所の点にピントを合わせるか選ぶことができます。

 

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測距エリア選択モードはいくつある?

EOS 80Dの場合、測距エリア選択モードは4つあります。

被写体によっては、ピントの合う点が1点だけではなかなか捉えにくい場合があるので、ある程度のエリアでピント合わせを行ったり、全部カメラ任せでピントを合わせたりと、ピントが合うエリアを選択することができます。

 

 

1点AF

45個あるピントが合う点の内、好きな1点を使ってピント合わせをするモード。

ピントの精度が高く、人物ポートレートや風景写真など、動かない被写体には向いていると言われています。

なお、真ん中の点が一番ピントの精度が高く、捕捉力も強いとのことです。

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ゾーンAF

45点の内選んだ9個の点(ゾーン)を使ってピント合わせをするモード。

9個のピントが合う点を使ってピント合わせをするので、そのどれかにピントが合えばいいよね、っていういい感じに緩いモードです。

正直このモードが使いたくてEOS 80Dを購入したというのもあります。

ゾーンは、上下左右で任意の場所を指定することができます。

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ラージゾーンAF

ゾーンをさらに拡大し、縦に3分割した大きなゾーンの中にある15個のピントが合う点を使ってピント合わせをするモード。

キヤノンによると、ゾーンAFよりも激しい動きをする被写体の撮影に適しているとのことです。

ラージゾーンは、左・中・右の3つから選択します。

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45点自動選択AF

45点全てを使い、ピントが合う点をカメラが自動で選択するモード。

集合写真等にはよさそうなモードです。

キヤノンによると、被写体の動きが不規則な場合に有効だとか。

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最初は「ゾーンAF」を使っていました 

最初は、「ゾーンAF」を使っていました。

 

「1点AF」は、被写体を捉えるのが難しそうなのでパス。

 

「ラージゾーンAF」は、使ってみたところ、足元にピントが合ったり、隣の選手などにピントが合ったりということでバスケ撮影では使いにくかったので止め。

 

「45点自動選択AF」は、使ってみたところ、カメラがどの選手にピントを合わせればよいのか迷ってしまい、結果として意図しない選手にピントが合ってしまうという残念な結果になったので、バスケ撮影では止め。

 

ということで、「ゾーンAF」を選択しました。

ゾーンの場所は、中央の9個。(下図の赤い枠内)

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 この9個の内、真ん中の点で「選手の胸あたり」、その上の点で「顔」を狙うようなイメージで被写体を追いかけると上手く撮れることができました。

 

「ゾーンAF」のサンプル

 

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・カメラ:Canon EOS 80D

・レンズ:Canon EF85mm F1.8 USM

・撮影モード:シャッター優先AE

・シャッタースピード:1/640秒

・絞り値(F値):F2.0<4枚目のみF1.8>

・ISO感度:2000(オート)<5,6枚目のみ2500> 

 

 

 それぞれの写真の合焦点は次の通りです。

 

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見ていただくと分かる通り、連写している間、動いている被写体に選んだ「ゾーン」の中の9点のどれかがずっとピントを合わせ続けています。

 

右に左に、奥に手前にと動き回るバスケや室内スポーツ写真を撮影する場合には、この「ゾーンAF」でピントを合わせるのがいいと思っていましたが、欠点もありました。

 

 

ゾーンAFの欠点

バスケの場合、選手が近い距離にて密集する場合が多々ありますし、撮りたい被写体の手前に他の選手がいることも多いです。

そういった場合に、カメラは手前のものにピントを合わせていまい、どうしても思うところにピントが合わないということが起きました。

 

例として掲載しますが、どちらも手前の7番の選手にピントが合ってしまいました。

手前に選手がいる時は、たまにではなくほぼ全滅でした。

どうしてもカメラ任せにしてしまうと、手前に合わせてしまう、ということがよく分かりました。

 

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1点AFを使うようになりました

とういことで、「ゾーンAF」をやめて、「1点AF」を使用することにしました。

 

ピントを合わせる点も、真ん中の1点にしました。

 

そうすることで、手前に他の選手がいても、狙った選手にピントを合わせることができるようになりました。(当然、失敗する時もありますが、全滅ではなくなりました)

 

ということで、バスケや室内スポーツの写真を撮影する場合の測距エリアは、「1点AF」しかも「ピントの合う測距点は真ん中」が一番いいと思います。

 

 

1点AFのサンプル

 

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・カメラ:Canon(キヤノン) EOS 80D

・レンズ:SIGMA (シグマ) 50-100mm F1.8 DC HSM Art

・撮影モード:シャッター優先AE

・シャッタースピード:1/800秒

・絞り値(F値):F2.0

・ISO感度:3200(オート)

 

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 ・カメラ:Canon(キヤノン) EOS 80D

・レンズ:SIGMA (シグマ) 50-100mm F1.8 DC HSM Art

・撮影モード:シャッター優先AE

・シャッタースピード:1/800秒

・絞り値(F値):F1.8

・ISO感度:2500(オート)

 

 

まとめ

体育館でバスケ・ミニバスや室内スポーツの写真を撮影する場合、測距エリアは「1点AF」、測距点(ピントの合う点)は「中央1点」がいいと思います。

 

 

 

<使用機材>

 

 

 

 

 

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