先日、Canon EOS 80Dで中学バスケットボールの練習試合を撮影している時に突然現れた「黒い影」と「白い光の筋」・・・
5回に渡って記事にしました。
前回までのあらすじ・・・
・娘の中学バスケの撮影中に「黒い影」が突然出現(連写の途中で突然)
・加えて、画面端に「白い光の筋」も出現
・原因もよく分からず、サブカメラもないし、そのまま使用
・とかのんびりしていたら、レンズの後玉に黒い紙のような大きなゴミ発見
・どうも、全ての原因はシャッター幕の破損ではないかとの疑い浮上
・意を決して引取修理に出すことに
・修理料金の見積額が「43,956円(税込・送料込)」との連絡があり驚く
(「シャッターユニット交換」と「あんしんメンテ オーバーホール」の実施)
・とは言え、どうすることもできないので、修理続行をお願いし完了を待つ
ということで、愛用しているカメラ「Canon EOS 80D」と「バッテリーグリップ」を修理に出し、修理完了待ちの状態でしたが、戻ってきました!
修理の結果について、ちゃんと書きます。
修理依頼方法
・電話
※カメラ修理受付センター 050-555-99077(9:00~18:00 1/1~1/3除く)
※WEB受付もありますが、今回は色々確認したくて電話にしました。
引き渡し方法
・らくらく修理便(引取修理)
※送料1,620円かかります(梱包箱はヤマト運輸が持ってきてくれます)
※サービスセンターへの持込修理もできます。
故障現象(こちらの申告)
・横位置で下部だけ明かりが当たったような白とびのようになる
※黒い影については、修理依頼時には出なくなっていました。
現象確認(レポート+電話での確認)
・申告の現象を確認
・シャッター耐久10万回に対し、20万回弱(レポートには「199,000回以下と記載)
・大幅に仕様を超えたことによりシャッター幕が破損。それが白とびの原因
・レンズの後玉について黒い影になっていたのは、恐らく破損したシャッター幕
・また、仕様を大幅に超えているため部品摩耗やセンサー類に不具合発生
処置内容
・シャッターユニット交換
・ミラーボックスユニット交換
・あんしんメンテ オーバーホール実施
修理料金
・合計38,556円
-技術料金20,000円
-部品代14,200円(シャッターユニット、ミラーボックスユニット)
-送料1,500円
-消費税2,856円
※支払いは、現金代引きのみ。
※見積時より5,000円下がっていました。他にも部品交換があるかもしれないのでその分を上乗せして見積りをしていたとのことです。
修理期間
・12日間(引き渡して日から修理品到着日まで)
※元々13日間の予定が1日早まりました。
あんしんメンテ オーバーホール 点検内容
※< >内は処置内容、赤字は不具合部分
1.操作部・メカ機構部
・シャッターボタン:正常<注油>
・操作ボタン:正常<清掃>
・メインダイヤル:正常<清掃>
・サブ電子ダイヤル:正常<清掃>
・ミラー機構部:摩耗<部品交換>
・シャッター機構部:摩耗<部品交換>
2.撮像素子・各種センサー
・撮像素子(ごみ・汚れ):ごみ<清掃>
・撮像素子(ホワイトバランス):正常<->
・AFセンサー(ごみ・汚れ):ごみ<清掃>
・AFセンサー(精度):不安定<部品交換>
・測光センサー:精度不具合<調整>
・フランジバック:正常<調整>
3.表示部
・背面液晶部:正常<清掃>
・上部液晶部:正常<清掃>
・ファインダー機構部:ごみ<清掃>
4.通信部
・レンズ通信部:正常<部品交換>※ミラーボックス交換に伴い
・外部ストロボ通信部:正常<清掃>
・Wi-Fi通信:正常<->
・HDMI端子:正常<->
・USB端子:正常<->
5.外観部
・前カバー部:正常<清掃>
・後カバー部:正常<清掃>
・上カバー部:正常<清掃>
・底カバー部:正常<清掃>
・ラバー:正常<清掃>
返却状態
・フィルムでパックされた状態で、厳重に保護
・「修理完成伝票」「あんしんメンテ オーバーホール点検シート」「あんしんメンテのカタログ」「依頼時に送付した書類」が同梱
・外観も清掃によりピカピカ
こちらは修理前。分かりにくいですが、レンズ接合部(金属の部分)のキズがひどい
・レンズ接合部もガタツキなし(レンズの取り付けがキツい位きっちりと接合)
・センサーもこの通り綺麗に
メンテに出す前がこちら(汚い)
感想
・「黒い影」も「白い光の筋」も原因が分かり、すごくスッキリした気分です。
そして、カメラが戻ってきて本当に嬉しいです^^
・とにかく予定日よりも前に戻ってきたことに感謝です。
また、電話受付や修理センターの方の対応は本当によかったです。感謝。
・シャッターの回数なんて意識なく撮りまくっていましたが、故障の原因が写真撮り過ぎっていうことで、改めてシャッター耐性の重要性に気づかされました。
・修理料金はかかりましたが、点検結果を見ると「あんしんメンテ オーバーホール」をやってよかったなと思っています。(AF精度不安定、測光センサー精度不具合とかどんな状態で写真を撮っていたのか^^;)
・基本的にバスケ撮影なので室内でしかもゴミとかには気を付けていたつもりですが、点検結果を見ると相当汚れやゴミがついてたんだなぁと。今後は、よりゴミ等に気を付けたいと思います。
・時間がなくてまだちゃんと試し撮りしていませんので、写りが変わるかどうかは分かりません。(ちゃんとチェックしていただいているので問題ないと思ってます)
・あんしんメンテには、「スタンダード」「プレミアム」「オーバーホール」の3種類ありますが、1年に一回くらいは「スタンダード」に出した方がいいかもと思いました。
・こういう万が一の場合のことを考えると、サブカメラって必要だなと実感しました。
ということで、お騒がせしましたが、一件落着でございます。
今の撮り方してたらまた1年くらいでダメになるかもとか、サブカメラがない、という解決すべき問題はありますが、これで週末のミニバス秋季大会が撮影できます。
本当に嬉しい!
手元にカメラがないのが、こんなに淋しくソワソワするものとは(笑)
※あらためまして、修理原因の特定や修理に出すようアドバイスをくださった「匿名希望」様をはじめみなさま、本当にありがとうございました。
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