毎日暑いです・・・
「暑い、暑い」と口に出しても涼しくなるわけではないのですが、どうしても「暑い」とつい口に出してしまいます。
どう考えても、自分が子供の頃とは気候が明らかに違いますね。
子供の頃も、確かに暑い日に屋外でスポーツをする時は「日射病」に気を付けて、ということは言われていました。
「日射病」は、炎天下の屋外で汗をかき過ぎて脱水症状になること。
よく母から「帽子かぶりなさい!」と怒られたものです。
最近では、「日射病」より「熱中症」の方をよく耳にする気がします。
「熱中症」は、屋外・屋内を問わず高温多湿状態により体の調節機能がうまく働かずに起こる様々な障害のこと。
我が家の娘たちは、炎天下ではなく体育館でバスケをやっているので、やはり「熱中症」が気になります。
「熱中症」の危険度は、単に「気温」の高さではなく、「気温」「湿度」「輻射熱(照り返しによる熱)」を取り入れた「WBGT(湿球黒球温度)」という指標で測ります。
(WBGTの単位が「℃」なので、気温だと勘違いされている方が多いですが・・・)
日本生気象学会の「日常生活の熱中症予防指針」によると、WBGTの値で以下のような基準が定められています。
(あくまでも「気温」じゃないですからねー)
今日は一日体育館でバスケの応援でしたので、体育館ってどうなの?ということで、タニタさんの「熱中アラーム」で熱中症危険度を測ってみました。
なお、今日の船橋市の天気は、yahooさんによるとこんな感じでした。
<9:30頃>
朝9:30の時点で「WBGT28.3℃」と「厳重警戒」レベルです。
コートに日が差し込むと眩しいので、体育館は暗幕で日差しが差し込まないようにしています。
エアコンなし、2か所に大き目の扇風機、窓や入口は可能な限り開放という状態です。
<10:30頃>
気温の上昇とともに、体育館での気温も上がり、WBGT値も28.8℃と上がりました。
じっとしていても、腕に汗が噴き出てくる感じでした。
<13:30頃>
お昼は自宅、午後体育館に戻ってきたら、さらに上昇。WBGT29.2℃。
写真を撮り忘れたのですが、実はこの時、屋外の方が約1℃程WBGT値が低いという状況でした。
日差しが凄くて屋外だと日焼けがヤバいな、という感じでしたが、昼から風が少し出てきて多少湿度が下がっていたのかもしれません。
体感的にも、体育館のほうがもわっとして不快でした。
<14:30頃>
14:30に今日のピークになりました。WBGT29.6℃。
応援している側がクラクラするくらいなので、プレイしている子供たちは危険な状態。
タイムアウト中には、水分はもちろん塩分タブレットを咥え、氷嚢で冷やすだけでなく凍らせたペットボトルも追加して首冷やすなどで対策。
yahooさんの天気情報では、気温が33℃でしたが、(場所にもよるとは思いますが)体育館の気温はそれより1℃以上高い状態でした。
この後1時間以上体育館にいましたが、WBGT値が下がることはありませんでした。
ということで、体育館の熱中症危険度を測ってみましたが、炎天下の屋外同等、もしくは屋外以上に危険度が高いんだ、ということが改めて分かりました。
バスケをはじめ室内スポーツをされる方は、屋内だからと考えずに、屋外以上に熱中症の危険があるんだということで注意していただければと思います。
熱中症は体が気温の上昇に慣れていない時期に多いといいますが、これからますます気温も上がっていくことになると思いますので、今後も熱中症に注意しないとなぁと先生とも会話しました。
なお、タニタさんの黒球式熱中症指数計「熱中アラーム」は、屋内でも屋外でもWBGT値を手軽に測定することができるので、熱中症予防には直接ならないですが、危険度を見える化するという観点であると便利だな、と感じました。
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