2018ワールドカップサッカーもついに決勝。
初の決勝進出クロアチアvs20年ぶりの王者を目指すフランス。
どちらが勝つのか楽しみですね。
サッカーワールドカップの想い出をもうひとつ。
2006年ドイツ大会
実は、2006年ドイツ大会は現地で「日本vsクロアチア」を観戦しました。
初めてテレビで観たワールドカップが1982年スペイン大会ですので、24年後にやっと現地で観戦する機会を得ました。
1年くらい前にチケットを確保してはいたのですが、実際に手元に届いたのは日本を出発する1週間程前。
本当にチケットが入手できるかずっとドキドキでした。
日本はブラジル、オーストラリア、クロアチアと同じグループF。
日本の当時の代表メンバーは、監督ジーコ、中村俊輔、宮本恒靖、川口能活、小野伸二、中田英寿、柳沢敦などなど、黄金世代と呼ばれたタレントひしめく、今から思うとものすごいメンバーで構成されていて、日本でも予選突破の期待が高まっていたのを記憶しています。
「日本vsクロアチア」は予選2戦目として、2006年6月18日に開催されました。
場所は、ミュンヘンからバスで約4時間程北に位置するニュルンベルクの「フランケンスタジアム」。(通常は2~3時間程度のようですが、さすがにドイツでもワールドカップ渋滞が発生していました)
スタジアム近くの駐車場に到着したところ、クロアチアサポーターを乗せたバスも同じ駐車場に続々到着。
クロアチアという国は、自分が学生だった頃にはなかった国(当時はユーゴスラビアの州だったのかな)ですので馴染みも薄く、今まで出会ったことがありがませんでした。
が、まぁ気さくなこと。
日本サポーターだとみんな近寄ってきて肩組んできて「頑張ろうぜ」「よろしくね」「負けないからね」「楽しみだな」「ジーコ、ジーコ」みたいな(恐らくそんな感じのこと^^;)を言ってきて、一緒に写真撮ったりして盛り上がりました。
中でも、上の写真で国旗を持った少年が、やたらと自分にぐいぐい来て、全く分からないクロアチア語でしきりに話かけてきて^^;
こっちも英語混じりの日本語で応酬^^
お互いテンションMAX状態なので、よく分からないながらも意思の疎通はでき、12歳の少年で日本チームのユニフォームがどうしても欲しい、ということが分かりました。
で、じゃあ試合終わって再会できたら、その時にユニフォーム交換しようね、と約束し試合楽しもうねーと別れました。
(というか、どこまで伝わったかは分かりませんが、そういう感じでクロアチア語と英語混じりの日本語で会話しました。)
気温は30度を超す日差しいの眩しい15時にキックオフ(日本時間は22時)。
当時、一眼レフカメラでスポーツ撮影をすることに興味がなかったため、手持ちのコンパクトデジカメ「Canonキヤノン IXY900IS」で撮影しました。
「Canonキヤノン IXY900IS」はすごくいいカメラでしたが、やはりスタジアムでのサッカーは一眼レフで撮ればよかったと、今更ながら後悔しています。
試合自体は、0対0の引き分け。
勝ったら喜べるし負けたら悔しがることができるのですが、0対0の引き分けだと日本サポーターもクロアチアサポーターもなんか煮え切らないとういか、興奮をぶつける先がないというか、微妙ーな雰囲気だったのを覚えています。
試合後、せっかくだからと、オフィシャルショップ行ってみたり、食べたり飲んだり、なんかスタジアムを離れがたくゆっくり時間を過ごしました。
スタジアムを出てから駐車場まで結構歩くのですが、その間に遭遇したほぼすべてのクロアチアサポーターから「ユニフォーム交換してくれ」と言われました。
そういうものなんですね。知りませんでした。
さっきの少年とは「何時」 とは約束していなかったためもういないかな、せっかくだし記念に交換しちゃおうかなとも思いましたが、いかんいかん「先約があるので」と全てのご依頼をお断りして駐車場に向かいました。
もうすぐ駐車場が見えるという所まで来たら、遠くでユニフォームを振っている子がいます。
そうあの約束した子でした。
後で聞いたところ、自分が来るまでバスの出発を遅らせて待ってくれていたとのことでした。
結構のんびりしていたので、もういないだろうなと思っていたものですから、待っててくれたことに感動しました。
手にはちゃんと大人サイズの新品のユニフォームを持って、道路まで出て来て自分のことを探してくれていたようです。
その子の親は「この子がどうしてもユニフォーム交換するから、約束したんだからってきかないもので(的なことだと思う^^;)」と言われていました。
こっちは交換用など持ち合わせておらず自分の来ていたものを脱ぎ、大人用のクロアチアユニフォームと無事交換。
その場で二人で記念撮影。トップの写真は、その時に交換したユニフォームです。
今のようにスマホもLINEもない頃でしたし、出発時間を遅らせていたのですぐに出発するということで、連絡先も聞かずに「それじゃあね、またね、元気でねー」とお別れしました。
結局、名前も分からないままでしたが、言葉は通じないけど意思は通じたこと、ちゃんと待っていてくれたこと、本当に嬉しかったです。
あれから12年。
彼も25歳、恐らくどこかで今回も同じワールドカップの試合を観戦してるんだろうな。
ワールドカップというと、彼のことを想い出します。
ということで、自分はクロアチア応援してます^^
初優勝目指してがんばれー
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