久しぶりに、体育館でミニバスケットボール・バスケットボール の撮影をする場合の「フリッカーレス撮影」について書きます。
いつも使用しているカメラ「Canon EOS 80D」には、「フリッカーレス撮影」という機能がついています。
「フリッカーレス撮影」とは、蛍光灯や水銀灯、LED光源光などの人工光源下で連写をする場合に、明るさや色のばらつき抑える機能のことです。
体育館等の室内でシャッタースピードを速く設定した場合には効果が大きいとのこと。
「Canon EOS 80D」を使い始めた当初、これはミニバス撮影に必要だなと思い、使用していました。
素人でもバスケ・ミニバスを一眼レフカメラで撮影したい フリッカーレス撮影
しかし、使っていくうちに、効果があまり実感できなかったのと、「連写速度が落ちてる」気がして、使用するのを止めていました。
これならカメラ初心者でも一眼レフでバスケ写真を撮影できます! <設定編>
で、紆余曲折(って程でもないですが)がありましたが、今回「体育館でのミニバスケットボールやバスケットボールの写真撮影にはフリッカーレス撮影は使った方がいい」という結論に達しました。
先日、千葉ジェッツふなばしでお馴染みの「船橋アリーナ」でミニバスのスクールを「フリッカーレス撮影なし」で連写撮影していたところ、気になるくらい明るさや色味がバラバラになっておりました。
そこで、「フリッカーレス撮影のあり/なし」で試し撮りしてみたところ、明らかに「フリッカーレス撮影あり」だと明るさや色味が一定になっていました。
撮影サンプルを掲載します。
「フリッカーレス撮影なし」×5枚連写
「フリッカーレス撮影あり」×5枚連写
パッと見わかりにくかったので、5枚を並べてみました。
「フリッカーレス撮影なし」×5枚連写
「フリッカーレス撮影あり」×5枚連写
使用した機材は以下の通りです。
・カメラ:Canon キヤノン EOS 80D
・レンズ:SIGMA シグマ 50-100mm F1.8 DC HSM Art
「フリッカーレス撮影」機能以外は、いずれも同じ設定値。
・AFモード:AI SERVO
・測距エリア:中央1点
・撮影モード:シャッター優先AE
・シャッタースピード:1/500秒
・絞り値(F値):F1.8
・ISO感度:3200(オート)
・露出補正:+1/3
・ドライブモード:高速連続撮影
・ホワイトバランス:オート
・焦点距離:100mm 35mm換算160mm
ブログだとちょっと分かりにくいかもしれませんが、「コート」と「観客席」の明るさと色味を見ていただけると違いが分かりやすいかと思います。
「フリッカーレス撮影なし」だと、左側が暗くなったり、右側が暗くなったり、全体が暗くなったりと、写真により明るさや色味にバラつきができています。
色味も、心なしか「フリッカーレス撮影あり」の方が綺麗に撮れている気もします。
気になっていた連写速度も、自分レベルではやはりはっきりとは体感できませんでした。
ということで、「体育館でのミニバスケットボールやバスケットボールの写真撮影にはフリッカーレス撮影は使った方がいい」という結論に達し、これからは「フリッカーレス撮影あり」で撮影していきたいと思います。
なお、体育館では、フリッカーの影響もさることながら、漏れて入ってくる太陽光の影響が非常に大きく、コートの場所でも明るさが変わってきますし、逆光になるケースもあります。
ですので、明るさや色味の違いやムラが出てくるのはしょうがないですが、少なくともフリッカーの影響はなくしておいて損はないかなと思っています。
<おまけ>
同じ日に撮影した写真です。
リバウンドに飛んだのですが、取り損ねました^^
<使用機材>
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