2015年夏からミニバスケットボールの写真を撮り始めました。
この2年半で約180日/600試合レンズで娘を追いかけてきました。
まったくのカメラ素人、しかも想像以上に体育館は暗く、旅先で家族の記念写真を撮るようにはいきませんでしたが、今はこういった写真を撮っています。
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM]
バスケ写真の撮影をしていると、こんなことをよく耳にします。
「バスケ写真や室内スポーツの写真は難しくて無理」
「体育館だと暗くてブレブレ写真になって綺麗じゃない」
「バスケ写真を撮りたいけど何が必要?どう撮るの?」
そもそも諦めてる方や困っている方が多いような気がします。
そんな声にお応えして、
カメラ初心者の方向けに、機材選びや撮影のコツをご紹介
していきたいと思います。
ミニバスケットボールの写真を撮っていますので、その経験をもとに書きますが、
・ミニバスからBリーグやWリーグ、車いすバスケ等のバスケットボール全般
・バレーボールなどの室内スポーツ
・卒業式/卒園式、入学式/入園式
・学芸会/文化祭、ピアノやダンスの発表会などなど・・・・
体育館で撮影する機会は案外多いものです。基本は同じだと思います。
カメラ初心者だけど、お子様のかっこいい姿を撮りたいママさんパパさんや、可愛いお孫さんを撮りたいおばあちゃんおじいちゃんのお役に立てれば幸いです。
何回かに分けて記事にしていきます。
今回は「機材」編です。
こちらは「設定編」です。
はじめに
最初に言っておきますが・・・
バスケットボールや室内スポーツなどの写真を暗い体育館で撮る場合、どんなカメラやレンズを使っても、プロカメラマンじゃないので失敗写真を量産すると思います。
自分も、ピントが思わぬところに合っていたり、いいところなのにブレブレだったり、いつも失敗写真を量産しています。正直、失敗写真の方が多いです。
(最近の写真ですが、せっかくのシュートシーンなのに、審判にピントが・・・)
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM]
しかし、失敗写真をどんなに量産しようがかまいません。めげる必要もありません。
(たまに凹みますが・・・)
今はデジタルの時代。何枚撮ったっていいんです。
初めからそんなもんだと思って、いっぱい写真を撮りましょう。
何枚も何枚も撮れば、気に入る写真が何枚か撮れているはずです。
いっぱい撮っていると、撮り慣れてきて成功率も上がってきます。
失敗写真なんか気にせず、どんどん撮りましょう~
カメラ
カメラは「デジタル一眼レフカメラ」を使います。
レンズが交換できるこんなカメラです。
スマホやコンパクトデジカメで室内スポーツの撮影は、非常に難しいです。
少なくとも、自分はスマホやコンデジではかっこいい写真が撮れませんでした。
フアィンダーがなく、液晶モニターを見ながら撮影とか無理です。
カメラは、各メーカーのエントリークラスの入門機で大丈夫です。
自分も、最初はCanonキヤノンのEos Kiss X7i という入門機で撮っていました。
これは、自分が随分前にEos Kiss X7i で撮った写真です。
[Canon Eos Kiss X7i + Canon EF 50mm F1.8 STM]
[Canon Eos Kiss X7i + Canon EF 50mm F1.8 STM]
最近の機種だと、性能も上がっていてもっと綺麗に撮れると思います。
もちろん、性能がいい=価格が高いカメラの方が、楽に綺麗に撮れると思います。
綺麗に撮れるのはもちろんなのですが、ピントが合いやすく「楽に」撮れるので写真の成功率が高まります。
(自分の場合は、少なくとも3倍くらいは成功率が上がりました)
なんでもそうですが、どこまで求めるかだと思いますので、上に載せた入門機で撮影した写真を参考に、予算の範囲内で。
(上を見たらキリがないですから)
カメラにお金をかけるのなら、その分をレンズに回した方がいいですよ。
もしカメラ選びに迷ったら、次の点を比べてみてください。
これらの性能がいいと、写真を撮るのが楽に綺麗に撮れます。
① 連写枚数が多い
-連写枚数が多いと、写真の成功率が高くなりますし、細かい動きも撮れます。
② オートフォーカスのスピードが速い
-速い動きに合わせてすぐにピントが合うと楽です。
③ 暗所に強い
-体育館は「暗所」ですので、暗いとろこに強いカメラだと綺麗に撮れます。
④ バッテリーが長持ち
-バッテリー切れを気にすることがなく撮影に集中できます。 地味に重要。
また、一眼レフには、「フルサイズ機」「APS-C機」 「ミラーレス」の3種類があり、混乱されると思います。
ただ、あまり気にせず「APS-C機」を選んでおけば問題ありません。
「フルサイズ」は、プロカメラマンやハイアマチュアの方が使われるカメラです。
「ミラーレス」は、コンパクトでいいのですが、ファインダーがなかったり、装着できるレンズが少ない、もしくは別売のレンズアダプターが必要等が気になります。
メーカーはどこがいい?とよく聞かれます。
どのメーカーも素晴らしいカメラを開発されているのですが、こだわりがなければ「Canon(キヤノン)」を選んでおくと安心です。
自分もCanonユーザーです。(ちなみに、コンデジはパナソニックです)
バスケ撮影ではレンズ選びが重要になるのですが、キヤノン用のレンズは種類も豊富ですので後で困ることはありません。
なお、一眼レフカメラを既にお持ちで使い勝手や画質に不満がなければ買い替える必要はないと思いますが、もし新しくカメラを買うという場合は、実際に店頭で触ってみることをお勧めします。
デザイン、大きさ、重さは、実際に見てみないと分からないですから。
特に、持ってみた時の持ちやすさ、シャッターボタンの押しやすさは重要です。
カメラのサイズが手の大きさに合わないと使いづらいですよ。
レンズが付属したレンズキットを買うべきかどうか?もよく聞かれます。
バスケ撮影や室内スポーツの撮影では、付属レンズは使いません。
バスケ撮影という観点では、レンズキットではなくボディのみで大丈夫です。
しかしながら、バスケ以外でも撮影するよ、という方がほとんどだと思います。
その他の用途のためとしてレンズキットを買うのはありだとは思います。
ちなみに、自分はボディだけ購入、普段使い用としてTamronタムロン 18-200mmというコスパに優れた「便利ズーム」を購入し、お安くおさえました。
TAMRON 高倍率ズームレンズ 18-200mm F3.5-6.3 DiII VC キヤノン用 APS-C専用 B018E
オススメのカメラをご紹介します。
<入門機>
Canon(キヤノン)EOS Kissシリーズ
使っていた「EOS Kiss X7i」の後継機が、「EOS Kiss X8i」「EOS Kiss X9i」です。
(スペックを見ると、当時のX7iよりすごく性能向上しています)
ゼロから始めるというカメラ初心者の方には、このシリーズがオススメです。
<中級機>
今はこの「Canon EOS 80D 」を使用しています。
画質、連写枚数、フォーカススピード、暗所に強いなど、申し分ありません。
X7iから80Dに変えることで、楽に撮影ができるようになり、写真の成功率がぐんと上がりました。
このカメラは、本当にいいカメラです。
ただし、Kissシリーズに比べて、価格が高い点と大きい点がネックです。
レンズ
バスケ撮影や体育館での撮影では、カメラよりもレンズ選びが本当に重要です。
体育館は人間が感じる以上にカメラにとっては暗い場所なので、暗くても明るく撮ることができるレンズが必要になります。
レンズキットに付属するレンズは、体育館での撮影には残念ながら向いていません。
レンズは新たに買うことをお勧めします。
レンズが変わると、驚く程写真が変わりますよ。
レンズを選ぶ際に気を付ける点は、次の3点です。
①F値が「F1.8」(もしくはF2.8)
②焦点距離が「50mm」以上
③ズームができない「単焦点レンズ」
レンズの商品名には、「F〇.〇」と「〇〇mm」という数字が入ってます。
例えば、「 Canon EF 50mm F1.8 STM」とこんな感じです。
「F〇.〇」をF値、「〇〇mm」を焦点距離といいます。
レンズ選びでは、この「F値(F〇.〇)」と「焦点距離(〇〇mm」が重要です。
なお、ズームができないレンズを「単焦点レンズ」といいます。
「F値(F〇.〇)」については、「F1.8」をお勧めします。
F値が小さいレンズだと
・動いている選手の動きをピタっと止めた写真が撮れます。
・暗い体育館でもピント合わせが速く楽に写真が撮れます。
・暗い体育館でも綺麗な写真が撮れます。
少なくとも、「F2.8」以下のレンズを使うことをお勧めします。
これは、以前EOS Kiss X7iに18-200の便利ズームをつけて撮った写真です。
このレンズは、ズームによってF値が変わりますが、この時はF5.6です。
[Canon Eos Kiss X7i + Tamron 18-200mm f3.5-6.3]
暗いところが苦手なレンズなので、オートフォーカスが遅くピントが合わずブレてるし、小さいと分かりにくいかもしれませんが、無理にシャッタースピードを速くしているので粗くて綺麗に撮れていません。
レンズキットに付属するレンズだと、体育館での写真はだいたいこんな感じになると思います。(レンズキットのレンズで撮影している強者も中にはいますが)
全く同じ日に、レンズだけを「F1.8」に変えて撮った写真がたまたまありました。
(当時、色々試行錯誤しておりましたので・・・)
[Canon Eos Kiss X7i + Canon EF 50mm F1.8 STM]
自分が同じ日に同じ場所で同じカメラで同じ被写体を撮影した写真です。
比較用として撮影した写真ではないので、分かりにくいかもしれませんが、レンズを替えると同じカメラでも写真が変わる、ということを分かっていただけたら。
(子供のプレイまで上手くなったように見えるのは気のせいでしょうか・・・)
「焦点距離(〇〇mm)」については、「50mm」以上がオススメです。
バスケ試合をコートサイドから撮影する場合、50mmより数字が小さいレンズだと選手が小さくなる(広く写る)ため、撮影に向いていません。
ただし、焦点距離が50mm以上だと、集合写真を撮る際にはかなり離れた場所から撮影しないと全員が入りません。そこだけが難点です。
蛇足になりますが、集合写真の場合には、レンズキットの付属レンズや、こういうレンズがあると近い距離でもチーム全員の写真が撮れます。
Canon 単焦点広角レンズ EF-S24mm F2.8 STM APS-C対応 EF-S2428STM
SIGMA 標準ズームレンズ 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM キヤノン用 APS-C専用 583545
焦点距離による写り方の違いについては、次の写真を見て参考にしてください。
いずれも、10m程離れたコートサイドからフリースローシーンを撮影した写真です。
<焦点距離100mm>
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM]
<焦点距離85mm>
[Canon EOS 80D + Canon EF 85mm F1.8 USM]
<焦点距離50mm>
[Canon EOS 80D + Canon EF 50mm F1.8 STM]
<焦点距離24mm>
[Canon EOS 80D + Canon EFS 24mm F2.8 STM]
ざっくりこんな感じです。
焦点距離によって、被写体の大きさ、写る範囲、被写体までの距離感、背景と被写体との距離感がこれだけ変わってきます。
なお、レンズの比較は、こちらの記事もご覧ください。
【第2回】SIGMA 50-100mm F1.8 バスケ写真撮影的レビュー2 手持ちレンズとの比較 - たまの休日
ズームが必要かどうか、よく聞かれます。
ズームはあればあったで便利ですが、ズームがない「単焦点レンズ」で撮影し、後でトリミングすればいいかなと思っているので、必須とは思っていません。
また、バスケのような動きの速いスポーツだと、とっさにズームするのって本当に難しいです。ズームがない方がピント合わせに集中できるので楽に撮影できます。
(今はズームレンズ使ってますが、まだなかなか使いこなせていません)
ですので、最初はズームはできないけど明るい単焦点レンズをお勧めします。
重要なのは、ズームよりもまずは明るさです。
小学校の体育館のコートサイドじゃなくて、もっと大きな体育館の二階席から撮る場合はどうなんだ?と先日もご質問いただきました。
いずれも船橋アリーナの二階席4列目くらいの同じ場所から、コートのセンター付近を撮った写真です。
(試合ではなく練習なので、アリーナにしては照明暗めです)
特に50mmはバスケ用で使っていないレンズでの試し撮りなので、写りがあまりよくないですが、距離感というかこんなサイズ感ということがお伝えできれば。。。
(いいサンプルがなくてすみません。。)
<焦点距離100mm>
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM]
<焦点距離50mm>
[Canon EOS 80D + Sigma 17-50mm F2.8 EX DC OS]
二階席からだと、流石に焦点距離50mmではちょっと厳しいかもしれません。
広く写る=選手が小さくなり過ぎますし、この写真の場合向こうのコートの写真は、そもそも選手が小さ過ぎてピント合わせ自体が難しく、撮れても小さいのでトリミングすると画質が粗くなってしまうためちょっと厳しいかなと。
「二階席や遠いところから撮るのがほとんど」という方は、極力最前列から撮るようにして、焦点距離も85mmや100mmとかそれ以上といったより遠くが撮れるレンズの方がよいかもしれません。
<2018年6月24日更新>
大きな体育館の二階席からの撮影についてサンプルを追加しました。
いずれも焦点距離100mm、撮影位置は自ゴール裏右端二階席前方、トリミングはしておりません。
<自ゴール前>
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM]
<センター付近>
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM]
<相手ゴール側>
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM]
センター付近から自ゴールまでは、焦点距離100mmあれば特に問題なく撮影できると自分的には思っています。ある程度トリミングして大きくしても、画質的にも許容範囲となると思っています。
ただし、やはり相手ゴール前とかになると流石に焦点距離100mmだと小さく写ってしまうので、トリミングして大きくすると画質が粗くなると思います。
自分のように相手ゴール側はトリミングを前提にせず「雰囲気だけ」と割り切ってしまえば、焦点距離100mmあれば二階席からの撮影でも大丈夫だと思います。
二階席からだとこんな感じの撮影になる、ということが伝われば幸いです。
「やっぱりスポーツ写真は ”70-200mm F2.8” だよね、とよく耳にします。
プロカメラマンの方が、バスケや室内スポーツの写真撮影で使われるレンズです。
(白いバズーカ砲のようなレンズを見たことがある方もいるのでは)
撮影した写真を見ると流石に綺麗ですし、いつか自分も使ってみたいと思います。
しかし、自分のようなカメラ初心者がバスケをコートサイドから撮影する場合、
・70mmスタートだと手前の選手が大きく写り過ぎてしまう(入りきらない)
・200mmのアップはほぼ使う時がない(フリースローの時くらい)
・F1.8よりF2.8の方が、ブレやすいもしくは暗くなる
・価格が高い
・フルサイズ機につけてこそのレンズ(APS-C機だと、より望遠になる)
という理由であまりお勧めしていません。
なお、常に二階席から撮影するとか望遠が必要な遠い場所から撮影するという場合は、選択肢としてありだと思います。
(上記二階席からの撮影サンプルを参考にしてください。)
とりあえず、自分はキヤノン純正「70-200mm F2.8」を「憧れのレンズ」として残しておこうと思っています。(フルサイズ機につけるレンズとして)
Canon 望遠ズームレンズ EF70-200mm F2.8L IS II USM フルサイズ対応
レンズには、必ず「レンズフィルター」をつけるようにしてください。
以前、レンズを地面にぶつけた時、レンズフィルターは粉々に割れましたが、レンズ自体は大丈夫でした。
安いレンズフィルターで全然かまいませんので、レンズ保護としてレンズフィルターを取り付けることをお勧めします。
おススメのレンズをご紹介します。
<単焦点レンズ>
ミニバスケットボールの写真を撮影するために、最初に買ったレンズです。
重さ160gのコンパクトなF1.8単焦点レンズで、体育館でも綺麗な写真が撮れます。
初めて使った時は、体育館のバスケでもこんなに明るく写るんだ、と驚きました。
レンズとしては非常に価格が安く、コストパフォーマンスに優れたレンズです。
とにかくバスケ・ミニバス写真や体育館でのスポーツ写真を手軽に始めたい、と言う場合にはオススメの1本です。
ただし、50mmだと遠い距離を撮影するのは苦手です。(小さく写ります)
<単焦点レンズ>
焦点距離が50mmだと少し物足りなくなってきたので購入しました。
古い設計のレンズですが、とにかくオートフォーカスが爆速でピントが合いやすく、明るくてとても綺麗な写真が撮れる非常によくできたレンズです。
重さも435gとそこまで重くありません。
バスケ・ミニバスをはじめ、体育館でのスポーツ写真撮影で、特にズームにこだわらなければ本当にオススメの1本です。
焦点距離が85mmなので50mmより遠くの選手が大きく写ります。その代わり、手前の選手は大きく写り過ぎて入りきらないケースがあります。
<ズームレンズ>
SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM
体育館の暗さには単焦点のF1.8の明るさが欲しい、でもズームも使いたい、というわがままな希望を叶えてくれる、ズーム全域でF1.8の明るくてすごいレンズです。
特に、この50-100mmというのが、コートサイドからバスケ・ミニバス写真を撮影するのに丁度いい焦点距離です。
(上の二本の単焦点レンズを一本でまかない、プラスもう少しアップで撮れます)
また、シグマの中のハイパフォーマンスラインなので、画質もすごく綺麗です。
その分、フィルター径82mm、最大径93.5mm、全長170.7mm、重さ約1.5キロと、とにかくデカくて重いレンズです。
サイズも大きく、価格も高いため万人にお勧めするようなレンズではありませんが、ズームが欲しい方やステップアップをお考えの方にはオススメです。
なお、今はこのレンズがお気に入りなので、いつもこれで撮ってます。
ちなみに、このレンズは「APS-C機専用」ですので、フルサイズ機では使えません。
一脚
いつも「一脚」を使用しています。
三脚は3本の脚でカメラを支えますが、一脚は1本の脚でカメラを支えます。
(伸び縮みする棒です)
使用している理由は次の通りです。
・手振れを防ぎたい
一脚で支えていれば手振れは起きにくいです。
・重いカメラを試合中ずっと手で持っているのはつらい
一脚があれば、重いカメラやレンズでも気になりません。
・「応援」の合間に必要な時だけパッと撮影したい
一脚を体で支えれば、カメラから手を放しても大丈夫(拍手もできる)
「一脚」を使用することのデメリットはほぼないので、お勧めします。
一脚を選ぶ際に気を付ける点は、次の4点です。
①自分の使うカメラに適した耐荷重かどうか
②伸ばした時に自分の身長に合う長さかどうか
③縮めた時に自分のバッグ等に入る長さかどうか
④雲台(カメラの向きを自由に変えられる器具)がついているか
この4点を気を付けてさえいれば、あとは
重さ/伸縮のしやすさ/カメラの着脱のしやすさ/デザイン/価格
で選んでいけばいいと思います。
一脚によっては、雲台(カメラの向きを自由に変えることができる器具)がついていないものもあります。
一脚にカメラを直接つけても撮影はできますが、カメラを上下左右に動かす場合、非常に扱いづらいです。(自分も最初は雲台なしの一脚を使っていました。)
雲台がついている一脚を選ぶか、雲台を別購入されることをお勧めします。
たまに、バスケの撮影で三脚を使われている方を見かけます。
三脚は脚をかなり広げることになりますので、狭い体育館では邪魔になるためお勧めしません。
なお、撮影する時に雲台を固定(カメラの向きを固定)してしまうと、右に左に手前に奥にと速く動くスポーツで被写体を追いかけるのは難しいです。
ですので、カメラの向きは固定せず、自由に動くようにしておくと使いやすいです。
おススメの一脚をご紹介します。
Velbon(ベルボン) 一脚 ウルトラロック ULTRA STICK L63M
今現在使用している一脚です。
最小38.5cmから最長162.5cmとコンパクトなのにすごく長くなる便利な一脚です。
この長さならバッグやリュックに収まりますし、伸ばせば身長185cmくらいの方でもカメラを目の高さで構えることができると思います。
クイックシューといって、カメラをワンタッチで取り付け/取り外しができるのも楽でいいですよ。
耐荷重は推奨2kg。自分は合計2.5kgのカメラとレンズで使用していますが、グラグラもせず全く問題なく使用できています。
この一脚は、本当にお勧めできます。
なお、こちらに一脚の記事も書いていますので、ご覧ください。
オススメ!コンパクトでも高伸縮!Velbon(ベルボン) 一脚 ウルトラロック ULTRA STICK L63M
撮影サンプル
※全て、トリミング、目線、リサイズのみです。(2枚目は少し角度を変えました)
[Canon EOS 80D + Canon EF 85mm F1.8 USM] F2.0,SS1/1250,ISO1000
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM] F1.8,SS1/500,ISO800
[Canon EOS 80D + Canon EF 85mm F1.8 USM] F2.0,SS1/1000,ISO2000
[Canon Eos Kiss X7i + Canon EF 50mm F1.8 STM] F1.8,SS1/800,ISO1250
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM] F1.8,SS1/1000,ISO3200
[Canon EOS 80D + SIGMA Art 50-100mm F1.8 DC HSM] F1.8,SS1/640,ISO3200
まとめ
カメラ初心者の方が、暗い体育館でバスケットボールや室内スポーツ、室内行事の写真を撮影する時にお勧めしたい機材についてご紹介しました。
まとめると、ポイントは以下の3点です。
①一眼レフカメラを使う(入門機でかまいません)
②F1.8・焦点距離50mm以上の明るいレンズを使う
③一脚を使う(手振れを防ぎます)
そして何より「撮り慣れること」が大切です。
いっぱい撮れば、確実に写真の成功率は上がります。
バスケットボールやバレーボールなどの室内スポーツ
卒業式/卒園式、入学式/入園式
学芸会/文化祭、ピアノやダンスの発表会などなど・・・・
失敗を恐れずに、お子様お孫さんのかっこいい・可愛い姿をどんどん撮りましょう~
以上で「機材編」は終了です。
次は、「設定編」「撮り方編」を書きたいと思います。
(いつ掲載できるかは分かりませんが・・・・)
<追記2018年4月11日>
遅くなりましたが、「設定編」はこちらにになります。
長々お付き合いいただきありがとうございました。
バスケ写真の撮影は楽しいです!
<関連記事>
カメラ初心者向けの「設定編」はこちらです。
これならカメラ初心者でも一眼レフでバスケ写真を撮影できます! <設定編> - たまの休日
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