バスケットボール・ミニバスケットボールのビデオの撮り方と撮影位置およびその時の映り方についてご紹介します。
前回、バスケットボール・ミニバスケットボールのビデオ撮影で使用している機材を紹介しましたが、今回は素人の自分がいつもやっているビデオの撮り方と撮影位置およびその時の映り方について書きたいと思います。
使っているビデオカメラ等は、前回の記事のとおりです。
なお、「1番応援、2番写真、3番ビデオ」の順に重きを置いているため、そこまでがっつりビデオ撮影に対して学習も練習もしていません。
なので、ビデオ撮影が上手な方や「自分の子供をアップで追い続けるぜ!」という方には全く参考にならないと思うので予めご了承いただければと思います。
撮り方
撮り方とかコツとかって言う程でもありませんが、自分が体育館でバスケ・ミニバスのビデオを撮影する際に気を付けていることは以下の点です。
①ボールを画面中央に持ってこようと頑張らない
一生懸命ボールを画面中央に撮ろうとしてボールを追いかけても、ミニバスとは言え動きは早く追いつけませんし、むやみにカメラを右に左に振るので見る時に見辛いです。
ですので、画面のどこかにボールが映っている、くらいでよいと思います。
②なるべくコート上を広く映すように
ここは好みですし自分の子供が小さく映るのでいやだ、と言う方もいらっしゃるかもしれません。
単に想い出として撮るのであればそれでもいいかもしれませんが、ボールを持っていない選手の動きやスペース、その時にどう動くか、など後で見て振り返りをするのであれば、やはりなるべくコート上を広く映しておく方がいいかなと思います。(片側コート全体が映るくらい)
そのためにも、できるだけ広角レンズで広く映せるのビデオカメラがいいと思います。
③ビデオカメラは左右に動かしすぎないように
これは①と同じですが、小刻みに右に左にカメラを動かすと、後で見る時に非常に疲れます。(酔う感じに近いですかね)
カメラを動かすのはコートを移動する時だけにして、左右それぞれのコートにいる間は動かさない、くらいが見やすいと思います。
で、動かす時は、急いでガッと動かすのではなく、極力ゆっくり動かすと後で見やすいと思います。
なお、今はそれもやめて、コートほぼ全体を映すようにしてカメラは固定して撮影しています。
④ズームアップは使わない
レイアップシュートやロングシュートなどアップにしてみたくなる衝動にかられますが、いちいちズームアップしていたら選手の動きに追いつけませんし、相当高度な技量が必要とされると思いますので、ズームは使わない方がいいと思います。
⑤選手や他の人に邪魔にならないように
これは、バスケ・ミニバスに限ったことではありませんが、選手や他の人の邪魔にならないように撮影するのがマナーです。
観客席で撮影する場合に隣の人や後ろの人がビデオカメラのせいで試合が見えづらくならないようにとか、体育館内で選手達の移動や荷物を置く邪魔にならないようになど、ちょっとした気遣いは必要だと思います。
ですので、大きな三脚の利用は避けた方がいいと思います。
⑥ビデオの近くで聞かれたらマズい話をしない
ビデオカメラの近くでのおしゃべりは、ちゃんとカメラのマイクが拾うので、後でビデオは見るもの、ということを忘れずに。
聞かれたらマズいような話をしないように注意しましょう。
撮影位置と撮り方/映り方
今まで色んな小学校でビデオ撮影をしてきましたので、撮影位置とその時の映り方の違いをご説明します。
使用しているカメラが「25mm」の広角レンズのカメラなので、それを前提に書いており、もしお持ちのカメラが25mmよりも数値が大きいレンズ(28mmとか)の場合は、映る範囲が狭くなるとお考えください。
撮影範囲は、赤く塗った範囲ですが、正確に測ったわけではなく、だいたいこんな感じと捉えてください。
また、体育館によって大きさも造りも違うので全てがこの通りというわけにはいかないこともご了承ください。
①観客席
<撮り方>
右のコートにボールがある時は右のコート全体が映るところでカメラを止めて撮影、左のコートに移動する時にゆっくりカメラを動かし、左のコート全体が映るところ止めて撮影(ボールの動きに合わせてむやみにカメラを左右に振らない)
<メリット/デメリット>
メリット:コートに近いので選手も大きく映るし、臨場感もある、死角がほぼない
デメリット:コート全体を映せないので、左右にカメラを動かす必要がある
<撮影範囲と映り方>
(1)右コート
(2)左コート
②体育館隅(入口から遠い隅)
<撮り方>
入口から遠い方の体育館の隅(大抵の小学校では体育館奥にピアノがある)から撮影
極力コート全体が映るようにして、カメラは自立式一脚で固定して撮影(あくまでも三脚は使わない)
<メリット/デメリット>
メリット:コートをほぼ全体映せる、邪魔になりにくい
デメリット:何かに当たり向きがズレたり倒れたりすることもある、死角もある
<撮影範囲と映り方>
③体育館隅(入口側)
<撮り方>
体育館入口の隅から撮影
極力コート全体が映るようにして、カメラは自立式一脚で固定して撮影(あくまでも三脚は使わない)
入口付近なので観客がたまりやすく、人で映り込むことが多々ある
<メリット/デメリット>
メリット:死角が少なく、コートをほぼ全体映せる
デメリット:観客が集まりやすいため観客が映り込む
<撮影範囲と映り方>
④二階隅
<撮り方>
体育館に二階がある場合に、二階の隅から撮影
極力コート全体が映るようにして、カメラは自立式一脚で固定して撮影(あくまでも三脚は使わない)
上からの撮影になるので、よりコート内の選手の位置やスペースなどが見やすいし、人が画面に映り込むこともないし、邪魔にもならないが、クォーター毎にこまめに録画をスタート/ストップができないため撮りっぱなしを覚悟
<メリット/デメリット>
メリット:上から撮るのでコートの状況がより見やすい、死角少ない、邪魔にならない
デメリット:録画のスタート/ストップが面倒、はしごを登る場合注意
<撮影範囲と映り方>
⑤ステージ中央
<撮り方>
ステージ中央から極力コート全体が映るようにして、カメラは自立式一脚で固定して撮影(あくまでも三脚は使わない)
コートよりステージは高いので、二階ほどではないがコート内の選手の位置やスペースなどが見やすい
ただし、ステージは更衣室替わりに使用されるか、コーチ控室に使用されるケースも多いため、ステージから撮影できるケースはまれ
<メリット/デメリット>
メリット:上から撮るのでコートの状況がより見やすい、邪魔にならない
デメリット:録画ボタンの操作が面倒、ステージが使えないケースが多い
<撮影範囲と映り方>
自分の撮り方
自分の場合は「②体育館隅(入口から遠い隅)」でビデオを撮影しています。
ピアノの脇に自立式一脚を利用してカメラを固定して撮っています。
体育館の入口に比べて人通りも少なく人も溜まりにくいので、人が当たってズレたり人が前に立っていたりということはあまりありません。
こちらに撮影した動画を掲載していますので参考にしてください。
まとめ
ここから撮ったらこんな感じで見える、ということが伝われば・・・
どこから撮影するにしても、「できるだけ広角のビデオカメラ」と「自立できるスタンド型一脚」があると便利だと思います。
後は、固定して撮影するか、固定しない場合は「ボールを追いすぎてカメラを右に左に動かし過ぎないこと」と「動かす時にガっと動かさないこと」に注意すれば、見やすい動画になると思います。
おまけ
ビデオ撮影では、こんなことも結構あります・・・
目はボールを追っているけどビデオカメラが追いついてない・・・
(ボールと選手はもう左に行っているのに、カメラは向いていない)
カメラ前に人が立ってしまい、画面にがっつり人が映り込む・・・
おいおいマジか・・・
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