今回は、ちょっとミニバス撮影から逸れて、センサーについたゴミ(ダスト)の清掃・除去について。
前回の記事で、「シャッター優先AE」と「絞り優先AE」の違いを書いたが、その際に、絞り値を変えるとどう写り方やボケ方が変化するのかテスト撮影してみた。
(絞り値の変化による写り方は、また別の機会に書くとして)
使用したのは
カメラ:Canon EOS 80D
レンズ:Canon EF50mm F1.8 STM
そのテスト撮影で見つけてしまった。。。写真に写る黒い影・・・ゴミだ。
それがこちら。
この写真の絞り値はF22。
赤く囲んであるのがゴミ。
しかも、それ以外にも薄っすらゴミの影がたくさんある。あらら。。。
ちなみに、絞り値の違いで、この黒い影がどう写るか(見えるか)、というとこんな感じ。
<F1.8>
<F2.8>
<F4.5>
<F8.0>
<F11>
<F16>
<F22>
F4.5で薄いシミのような感じがよーく見ると分かる。
F8.0くらいからぼんやり黒い影が見え始めて、F11では完全にゴミだと分かる感じ。
(絞り値を変えると、ここまで写り方が変わるんだーって話はまた今度)
いつも、メインはミニバス撮影で、絞り値はF1.8、ストロボなし撮影なので、全く気が付かなかった。。。
そもそも、使用しているCanon EOS 80Dは、電源のオンとオフ時に、自動的にセンサーについたゴミを取り除くセンサークリーニングが行われる。
それに、ミニバスは体育館の中なので、レンズ交換も室内ということで、少し油断していた。
ミニバスでもこうなので、サッカーや野球など室外でスポーツをされるお子様をお持ちのお母さんお父さんカメラマンは、よりゴミがつく可能性が高く大変だなぁ、と勝手に心配。
ということで、ミニバスの撮影にはほとんど影響はないのだが、
EOS 80Dのセンサーについたゴミ(ダスト)を清掃し除去したい。
まず今の状態。
白い紙をF22で撮影してみた。
やはり、黒い影あり。ゴミがついている。
ということで、清掃・除去開始。
1)レンズを綺麗にする
レンズのゴミではないと思うが、念のためレンズをブロアーとクリーニングティッシュ、クロスで綺麗にする。
しかし、当然ではあるが、今回の場合、ゴミは除去できず。
2)センサークリーニングの実行
先にも書いたが、電源オン/オフ時に自動的に実行されるセンサークリーニングを、強制的に実行してみる。
①「MENU」から「センサークリーニング」を選ぶ。
②「今すぐクリーニング」を選ぶ。
③「OK」を押す。そうすると、センサークリーニングが開始される。
なお、カメラは手持ちではなく机等の置いた状態でクリーニングした方がいいらしい。
しかし、残念ながら、ゴミは除去されず、やはり写真には黒い影が残っている。
確かに、電源オン/オフ時と同じクリーニング動作なので、それでも除去できないゴミが付着しているのだから、除去できなくてある意味当たり前。
3)センサーのゴミをブロアーで吹き飛ばす
それでも除去できない場合は、センサーをむき出し(ミラーアップ)にして、ブロアーでゴミ自体を吹き飛ばすことができるようなのでやってみる。
①「MENU」から「センサークリーニング」を選ぶ。
②「手作業でクリーニング」を選ぶ。
③「OK」を押す。そうすると、ミラーアップしセンサーがむき出しになる。
④ブロアーを使用してセンサーに付着したゴミを吹き飛ばす。
その際、カメラは下向きにし、下からブロアーで吹くのがいいとのこと。ゴミは下に落ちるから。(でも、これが地味につらい)
また、センサーにブロアーをぶつけたりしないように注意。
下の赤い枠がセンサーだが、よーく見るとゴミが付着しているのが見える感じ。
⑤ゴミを吹き飛ばしたら、電源をオフにする。
結果はこう。
おぉ、例の左上の大きなゴミは吹き飛んでいってしまったようだ。
しかし、よく見ると、小さな薄いシミのようなものは結構残っている。
まぁ、この程度だと、ミニバスの撮影には全く影響ないだろう。
神経は使うが、そんなに難しくなくセンサーの清掃ができた。
4)キヤノンにセンサー清掃をお願いする
今回は、ブロアーで吹き飛ばすことができたが、取れない場合は、キヤノンのサービスセンターにお願いしようと考えていた。
「あんしんメンテ スタンダード」というサービスがあり、センサーの清掃や、ミラーボックスや外観清掃、簡単な点検もやってもらえるらしい。
サービスセンターに持ち込めば当日から翌々日で完了、引取サービスだと1週間程度かかるようだ。希望としては、サービスセンターに持ち込んだ場合は、なんとか当日で完了して欲しいものだ。
料金は、保証期間内であっても3千円(税別)。
今度、除去できないゴミが付着したり、今のゴミに我慢できなくなったら、お願いしてみたい。
なんとなく、カメラを修理ではなく調整ってことでキヤノンに出すのって、何か憧れる・・・ちょっと初級者から抜け出た感じで(笑)いつかやってみたい。
ということで、
案外簡単にセンサーの清掃、ゴミ除去はできる。
(取れるゴミは取れる、でも取れないゴミもある)
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