カメラ初心者で素人ですが、バスケットボール・ミニバスケットボールの写真を撮影しています。
前回設定全般について書きましたが、それぞれについて少し細かく書いていこうと思います。(もし間違い等あればご指摘いただきたく)
今回は、まず「AF(オートフォーカス)」について書きます。
使用しているカメラはCanon(キヤノン) EOS 80Dです。
ですので、名称等はこのCanon(キヤノン) EOS 80D前提で書いています。
AFは何種類ある?
現在使用しているCanon EOS 80Dの場合、AFの方式は 「ONE SHOT」「AI SERVO」「AI FOCUS」と3つあります。
ONE SHOT
「ONE SHOT」とは、止まっている被写体の撮影に適しているAF方式で、シャッターボタンを半押しすると1回だけピント合わせを行います。
ピントが合うと「ピピッ」と音がなり、ファインダー内の合焦マークが点灯することで、ピントが合ったということをカメラが教えてくれる。素人の自分には、ピントが合ったことが分かりやすいモードです。
風景や商品写真など、動かないものを撮影する場合に使用するようです。
しかし、バスケの場合、基本的に選手は常に動いています。
1回だけピントを合わせても、次の瞬間に選手は動いてるので、当然その選手にピントは合わなくなります。
一眼レフカメラでバスケ撮影を始めた当初、実はよく分からずにこの「ONE SHOT」を使用していましたが、ボケボケのブレブレ写真ばかりでした。
AI SERVO
そこで出てくるのが「AI SERVO」。
「AI SERVO」とは、シャッターボタンを半押しならびにシャッターボタンを押している(連写している)間、ずっと被写体にピントを合わせ続けるAF方式です。
ですので、動いている被写体の撮影に適しており、動体追従AFと言われています。
(AF-C、コンティニュアスAF等、カメラメーカーによって多少呼び方が違うらしい)
シャッターボタンを半押しした状態で、動き回る選手を追い続けていればずっとその選手にピントが合ったままなので、バスケやスポーツ写真の撮影にはもってこい。
但し、ピントが合った際に「ピピッ」音も鳴らないし、ファインダーに合焦マークも表示されない。なので、素人の自分にはちょっとビビるモード。
AI FOCUS
その両方の良いとこどりをしたのが「AI FOCUS」です。
「AI FOCUS」とは、被写体の状態に合わせて、「ONE SHOT」から「AI SERVO」に自動的に切り替わるモード。
パスを受け取って止まっている選手に「ONE SHOT」でピントを合わせ、そのままドリブルを始めたら「AI SERVO」でその選手にピントを合わせ続けるということらしい。
また、ピントが合うと「ピピッ」音が鳴るという、まさしく良いとこどりの素敵なモード。
ですので、「ONE SHOT」の次に試したのが「AI FOCUS」です。
しかし、しばらく使ってみたものの、どうもピントが合わない。。。
思っていないところにピントが合った写真を量産。。。
両方の良いとこどり、のはずだったが、どうもどっちつかずというか、帯に短し襷に長し、という感じなんですかねぇ。
どのAFを使用する?
ということで、現在は、「AI SERVO」を使用しています。
このAF方式に変更してから、写真の成功率は各段に上がりました。
やはり、餅は餅屋、動体を撮影するなら動体に強いモードで、ということです。
今はとにかく「AI SERVO」様様。
「AI SERVO」の場合、「被写体追従特性」や「速度変化に対する追従性」等々、さらに深い設定があるようですが、まだ自分にはよく使いこなせそうもないので、そのあたりは初期設定のままで使っています。
今後、このあたりの深い設定も駆使できるようになれば、さらにピント合わせが楽になるのかもしれません。いつか試してみたいと思っています。
サンプル
「AI SERVO」での撮影サンプルとして分かりやすそうなものを参考までに。
(修正は、目線とリサイズのみ)
・カメラ:Canon EOS80D
・レンズ:Canon EF85mm F1.8 USM
・シャッタースピード:1/500秒(シャッター優先モード)
(1枚目)F2.0 ISO1250
(2枚目)F1.8 ISO1000
(3枚目)F2.0 ISO1000
(4枚目)F2.0 ISO1000
(5枚目)F1.8 ISO1000
レイアップシュートは、こういう感じで撮ることができます。
(もちろん失敗もする時もあります)
ちなみに、シャッター優先モードで撮影しているため、シャッタースピードは1/500秒に固定されているが、連写なのにF値とISO感度は一枚づつ微妙に違っています。
動きに応じた光の量や被写体までの距離によって、微妙に調整しているようです。
凄すぎるEOS 80D・・・キヤノン・・・素晴らしい。
なお、EOS 80Dに添付されているCanonアプリケーション「Digital Photo Professional」を使用して、それぞれの写真のどこにピントが合っているのかを確認してみました。
「Digital Photo professional」は、色々な機能があるようで、時間ができたらいじってみたいと思っていますが、今回ピントが合っている部分(合焦点)を確認するために初めて使ってみました。
写真を選択すると、合焦点やその他詳細の撮影データが分かります。
(しかし、使用するレンズによって、ピントが合っている場所が分かる場合と分からない場合があるようです。
上のレイアップシュートの場合の合焦点はこんな感じでした。
赤い四角が合焦点(ピントが合っている点)です。
分かりやすくするために、写真をモノクロにしました。
見ていただくとわかる通り、連写している間、動いている被写体にずっとピントを合わせ続けています。
(3枚目は合焦点がないのはご愛敬・・・)
この時はゾーンAFを使用し、45個あるAFフレーム(ピントが合う黒い四角)の中央の9個で被写体を追っていました。
その9個の内ピントが合ったのが赤く表示された点です。
中央の9個の範囲内に被写体が来るように、がっつり日の丸構図になるように被写体をカメラで追いかけると、「AI SERVO」と「ゾーンAF」でカメラがピントを合わせ続けてくれます。感謝、感謝。
まとめ
体育館でバスケ・ミニバスや室内スポーツ写真を撮影する場合は、「AI SERVO」がいいと思います。
<使用機材>
<スポンサーリンク>